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武威凰大将軍

モチーフ:ガンダムダブルエックス(本来はモチーフ無し)
完成日:2021年8月

『武神輝羅鋼』編より、武威凰大将軍を制作しました。
本来はモチーフはありませんが、シルエット等関連性の深いガンダムダブルエックスをモチーフに設定しアルバト版仕様として製作しています。
本作のテーマは「本物を超える輝羅鋼」を造る事、極彩版に塗装表現で絶版となった当時の輝羅鋼以上の輝きを目指しました。


軽装タイプ:足はHGAWダブルエックス、頭は飛駆鳥、その他LGBBやCSで構成しています。

瑞光の鎧:元キットを使用したのは肩鎧のみ、兜と胸鎧は曹操,腰鎧はHGストライクフリーダム等を使用。
兜の前立はプラバンによるスクラッチです。



「光明丸」:刀身は新世大将軍の光鳳剣、柄を光明丸に置き換えました。
軍配は父と祖父から受け継ぎます。





「対翼鳳凰(ツインフェニックス)」:こちらは元キットから構造は変わっていません。



「対翼鳳凰 装着形態」:ダブルエックス風のシルエットに。
「回転銃盾(ガトリングシールド)」は盾付きのライフル型に、「大刃盾(ソードシールド)」は短剣を排してビームソード発生装置に変更しました(インフィニットジャスティスと同じ)。

こちらの翼は通常版を使用。



「大目牙対翼撃砲(オメガツインスマッシャー)形態」:ツインサテライトキャノン発射形態として構成。
砲身の延長、そして新規塗装の輝羅鋼により虹色に輝きます。



翼はミラーシートを貼り付けるため裏面も輝きます。
ただ気泡がかなり目立ってしまっているので、ここは次作への反省点です。

「輝星鳳凰(スターフェニックス)」:元キットから最も構造が変わった形態です。
頭部は兜に、真駆参大将軍のバックパックに砲身を接続します。




ダブルエックスの様に三枚羽にする案もありましたが、この精錬された翼に合わせるデザインがどうしても浮かばなかったため断念しました。

装備一式、武威凰を3セット(当時品1,極彩版2)使用し各装備を揃えました。
新世大将軍,飛駆鳥大将軍も多用したため、制作費は過去最高クラスです。

翼2セット(計8枚)、マスキングだけで1日費やすなどとにかく大変でした。

元キットとの比較。
BB戦士のLGBB規格へのアップデートは大型化が基本なのですが、本作は初のダウンサイジングでの製作となりました。
バックパックを除くと元キットを使用したのは肩鎧とツノのみ、他は流用とスクラッチでの構成です。

三君主:武威凰大将軍,雷龍大帝,轟炎王が揃いました。
劇中では三人とも「若君」扱いだったので、烈光(飛駆鳥も)が早婚,白龍大帝が晩婚,阿修羅王は早婚だけど長男誕生まで29人待つ事になった……のでしょうか?

輝羅鋼編リファイン7体目、最初の新凰から3年かかってやっと兄弟が揃いました。
「新八紘の陣」も後2人で揃いますので引き続き製作してまいります。

軽装タイプ(塗装前):胴体はLGBB,手足はSDCSの複合規格です。



瑞光の鎧(塗装前):肩鎧と前立はギリギリまで縮小しましたが、これでもまだ大きいです。
それ以上に翼が大振りなためあまり目立たないのが救いでした。



大目牙対翼撃砲:こちらは胴体とは変わって元キットをメインに使用しています、継ぎ目消しやモールドの掘り直しがメイン作業でした。

対翼鳳凰:回転銃盾は非常のモールドが緩いため掘り起こし、クチバシもパテで延長しました。

前立はPCに取り込みClipStudioでデザイン、縮小してプラバンに転写します。
デザインナイフとピンバイスで切り出し、約6時間かかりました。

元の前立との比較。
これでもまだ大きいのですが、これ以上小さくすると強度不足になるため烈光よりも一回り大きいくらいに落ち着きました。

肩鎧は分割して位置調節しました。
號斗丸の肩鎧を芯にして被せます。

大目牙対翼撃砲は3分割、中央を真駆参大将軍に交換しました。
バックパックや翼との接続はこの中央部で行います。

輝羅鋼の製作、マスキングで菱形模様を塗ります。

蛍光ブルーと蛍光グリーンでグラデーション塗装をかけます。

端の金色はクリアイエローとクリアオレンジのグラデーションです。

根元の宝玉はクリアレッドと蛍光ピンクで、こちらは筆塗りしました。
EXクリアーでトップコートして、裏面からミラーシートを貼ります。
左の通常版も元と同じ色を上塗りして色の深みを増しました。

通常版と極彩版、「本物を超える輝き」を出せたと思います。

アルバト版輝羅鋼編シリーズ、7体目武威凰大将軍を製作しました。
「武威凰=ダブルエックス説」は当時からよく話題に上がっていて、明確なモチーフを設定した方がLGBBリファインも構成しやすいため本作は思いっきりダブルエックスに寄せて製作しました。
やはり元キットからのダウンサイジングは作業量が膨大で、前立てや各部の宝石はプラバンからの削り出しとなりましたので非常に時間を要しました。
完全に好みで宝石に青色を多く足しましたが、緑色と良い感じに調和されて非常に好みの色合いとなりました。

そして最もやりたかったことが「本物を超える輝羅鋼」への挑戦。
絶版となった当時品の輝羅鋼が年を追うごとに価格高騰していますので、極彩版でも塗装技術があれば当時品を超えられるという事を示してみたかった、それを叶えることが出来たと自負しています。
もちろん武威凰の極彩版は輝羅鋼が無色クリアーだから出来たものです(難易度は最低ランク)。
超機動大将軍や獅龍凰で同じ事が出来るか……輝羅鋼編のリファインの集大成はこれらへの挑戦になると予感しています。


カラーレシピ

白:コールドホワイト(G)
青:インディーブルー(C)
黒:EXブラック(G)
茶:山焦茶(G)

銀:EXブラック(G)→EXシルバー(G)
金:EXブラック(G)→EXシルバー(G)→クリアーイエロー(G)→クリアーオレンジ(G)少量
鎧青:EXブラック(G)→EXシルバー(G)→ウルトラマリンブルー(G)
鎧赤:EXブラック(G)→EXシルバー(G)→プレミアムレッド(G)
水色(グラデーション):蛍光ブルー(G)
宝石緑:蛍光グリーン(G)
宝石赤:プレミアムレッド(G)

トップコート:EXクリアー(G)

※(G):ガイアカラー (C)GSIクレオス (T)タミヤカラー