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クラッシュギア20周年記念、SMPシューティングミラージュを製作しました。
旧キットはボディが若干丸いものの造形は非常に良かったのですが、丸いドリルがとにかく場外し易くて「自爆ギア」と呼ばれたりと実用性は非常に難があったといういう非業のギアでありました。
(そのうえフルカウルの形状により、スピン系の大径ホイール軒並み使えないという……)
初期のドリル系ウエポンの隙の多さを象徴しており、この点が改善されるのはアークキャバリアーらフロントガード付きの形状が開発されるまで待つ事になりました。
この様な難点はあったものの劇中でのクロウドと共に活躍に恵まれ、エディ戦,マーリャン戦,最後のガレン戦など名シーンの連続で特に思い入れの強いファンも多く抱えるギアでもあります。
今回のSMPリメイクではガルダイーグルと同じくらい劇的な造形の進化を見せており、当時からのファンは皆感激させられたことだと思います。
僕も当時からシューティング系のギアは特に好きで、今回のSMP第一弾で最も楽しみにしていたのがこのミラージュでしたので出来る限りのアイデアを詰め込んで本機を製作しました。
パープル系のメインカラーが綺麗に発色してくれて、ライトブルーのキャノピーと共に大変見栄えする模型として仕上げる事が出来たと思います。
開発担当JIN様による商品解説
【食玩で甦れ!】SMP クラッシュギア 予約スタート!!
【SMPクラッシュギア】全マシン紹介(前編)
【SMPクラッシュギア】全マシン紹介(後編)
【クラッシュギア BATTLE2】テストショット公開
カラーレシピ
下地(全箇所共通):マルチプライマー(G)
銀:EXブラック(G)→EXシルバー(G)
紫:EXブラック(G)→GXメタルパープル(C)→GXクリアパープル(C)
黄:EXブラック(G)→EXシルバー(G)→クリアーイエロー(G)
赤:EXブラック(G)→EXシルバー(G)→GXクリアピンク(C)
青:EXブラック(G)→EXシルバー(G)→蛍光ブルー(G)
シャーシ:EXブラック(G)→プリズムブルーブラック(G)
シャーシ赤:EXブラック(G)→EXシルバー(G)→プレミアムレッド(G)
キャノピー:蛍光ブルー(G)
トップコート:EXクリアー(G)+蛍光クリアー(G)
※(G):ガイアカラー (C)GSIクレオス (T)タミヤカラー
機体解説
商品情報
CG-SMP05
シューティングミラージュ
2021年12月発売
価格:7,260円(税別)
(3体セット価格)
発売元:株式会社バンダイ
シューティングミラージュ
属性:雷
丸目クロウドのギア。
幼少時代のクロウドがフランスの古物商から譲り受けた物で、当時の仲間と共に創り上げて以来彼の格別の思い入れを込められた愛機となる。
生物がモチーフとされる事が多いクラッシュギアだが、本機はフォーミュラーマシンを模して設計されている異色のデザインである。
その見た目の通りダッシュ重視の高速戦闘を得意とし、残像を生じて幻惑し突撃する"ライトニングフラッシュ"と、空中から相手の弱点を正確に射貫く"スピニングトルネード"が必殺技である。
FAIGHTER
丸目クロウド
トビタクラブ所属のギアファイター、キョウスケと共に元はチームグリフォンのファイターであったが、彼との仲違いによりファイターを引退していた。
コウヤの勧誘によりトビタクラブに入会し、キョウスケとはわだかまりは抱えつつもチームの主戦力として活躍。
しかし間もなく対戦したマイティギアズと試合で元ハスラーのエディ小林に完敗。
天性の聴覚と動体視力を頼りに勝利を重ねて来た事で、敗北の意味を味わう事が無かった精神面の未熟さが露呈した。
北海道で出会った剣豪"武蔵"との手合いにより無意識のうちに負けることから逃げ続けてきたことを知り、多くの"負け"を経験したことで一回りの成長を遂げることとなった。
大会が本格始動してからは「ジロウの肩の故障,ギアの開発に集中して試合に出てこないキョウスケ,未熟者のコウヤ」と問題山積のトビタクラブの中で唯一ベストコンディションを保ち国内予選を全勝、クラブの予選突破の最大の功労者と言える。
武道館カップのエディ小林との再選でも、あらゆる策を弄してでも勝利をもぎ取りに行く泥臭さで雪辱を果たした。
アジアカップを目前にしてVTシャーシの設計図が全世界に流布される事件が発生し、ほとんどのファイターがギアをVTシャーシにアップデートした環境の中、シューティングミラージュのVTシャーシ化を固辞しノーマルシャーシのままでアジアカップに参戦。
緒戦は元々の力量で勝ち進むも準決勝まで進んだともなると相手のVTシャーシギアとの間に歴然とした性能差が生じており、マーリャン戦ではフランスの友人たちから託されていた虎の子の木製ホイールを投入して最後の白星を掴んだ。
帰国の途に就きワールドカップを控える中、チームグリフォンが強化改革により瓦解の危機が発生。
後輩達の救援のため主導者のガレン・コンネルヘイムへ単身で勝負を挑むも旧式機となっていたミラージュでは歯が立たずに惨敗、キョウスケらの助けを得てミラージュを半壊させつつも引き分けに持ち込んだ。
ガレンよりワールドカップでの再戦を預けられた事で過去の拘りからの決別を果たし、キョウスケと共に新たなギアの開発に臨むのであった。